こんばんは(^^)
私の住む北海道も短い夏が始まり、毎日「暑い!」と言わない日がないほど湿度と気温が高いです。
私が現在、住んでいるところは、今年で15年ほどになるのですが、最初のころより確実に毎年、気温も湿度も上がっている気がしています。
1人暮らしをしていたころは、エアコンがない部屋に住んでいて、何をするにも汗だくになっていたなぁとたまに思い出します。
毎年、スーパーで梅を見つけては梅干しや梅シロップを漬けたいなぁと思っていたのですが、今年やっと実現することができました♫
息子くんと梅を洗い、ひとつずつ拭いて、瓶に詰めて、毎日まだかな?まだかな?と待ち望んだ梅シロップ。
完成した梅シロップは、甘く爽やかな梅の香りと美しいべっこう色で、ひとくち飲んだ息子くんはすぐに「もっとちょうだい!」とせがむほど、美味しいものに仕上がりました(^^)
今回は、そんな梅シロップの作り方を写真付きでご紹介しますので、どうぞ最後までご覧くださいね♫

梅の旬はいつごろ?そもそも栄養はあるの?
梅といわれて、パッと頭に浮かぶものはなんでしょうか?「梅干し」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
私は、はちみつ漬けの甘い梅干しよりも、昔ながらの塩と梅のみで漬けた一口食べると思わず「酸っぱい!!」と言ってしまうようなものが好みです♫

こちらの梅干しは、最近購入して毎朝いただいているもの。
天日塩で漬けられているところも素晴らしく、朝はこの梅干しとお味噌汁とほんの少しのおかずでたっぷり1日の元気をチャージできます(^^)
減塩という文字を目にしない日がないほど「健康に生きる=減塩生活」と思っている方も多いかもしれませんが、精製塩ではなく、天日塩にも、生きていく上で必要なミネラルなどが豊富に含まれており、むしろ体の中を循環させたり、健康に保つためには塩分も自分が思っている以上に必要です。
さて、話は逸れてしまいましたが、梅の旬は5月〜7月といわれ、今回最初に購入した青梅は5月〜6月に収穫されることが多いようです。
そのあと、青梅が黄色く色づき、少しずつ熟していき、6月中旬〜下旬にかけて収穫されますが、地域によって収穫時期が少し異なります。
梅は、野菜の仲間ではなく、フルーツの仲間になります。
完熟した梅は、ふんわりとやわらかく、甘い香りがどこか懐かしい気持ちを甦らせてくれました。
梅に含まれている栄養素の一部をご紹介します。
•疲労回復や静菌効果が期待できるクエン酸
•抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノール
•血圧を下げる効果があるといわれているカリウム
•貧血予防や幸福度が上がるホルモンといわれている鉄
などが豊富に含まれています。
またクエン酸などによって、胃腸の働きを良くして体の内側から整えられることにより、食欲増進効果も期待できるといわれています。
妊娠中や出産後、子育て中のお母さん方は特に鉄分が不足しがちで、出産後には「PMSがひどくなった」「生理前後に寝込むほど辛い」などという声も多く聞きます。
私も息子くんを出産してからのPMSと生理痛は、とてつもなくひどかったです。

大切な子どものかわいい一瞬一瞬を自分自身の体調不良で見逃してしまうのは、もったいないと思いませんか?
日ごろから、積極的に梅を摂取することによって、体に必要な鉄やその他の栄養素が補われ、体の調子が良くなるかもしれません♫
ですが、梅だけに頼らず、炭水化物や良質な脂、野菜などをしっかり食べること、水分を意識して補給することも大切です。

梅シロップの材料と作り方
今回作った梅シロップの材料と写真つきの作り方をご紹介します。
青梅と完熟梅を使って2回作っています。
青梅で作ったときは、ところどころしか写真を撮れなかったので、完熟梅と青梅で写真が混ざってしまうかもしれませんが、手順はほぼ同じなので安心してくださいね(^^)
- 青梅 または 梅 500g
※生の青梅は毒性があるので、そのまま食べないでください。 - 氷砂糖 500g
- 梅を漬ける瓶など(今回は容量2リットルの瓶を用意)
- 竹串や爪楊枝
- 清潔な布巾やタオル
- 梅を洗うボウル

作り方
1.瓶は食器用中性洗剤でしっかり洗い、乾かします。
その後、カビが生えるのを防いだりするために、食品用アルコールまたはホワイトリカーで瓶の中を拭きましょう。
(煮沸消毒、熱湯消毒は瓶が割れてしまう恐れがありますので自己責任で)

2.梅をボウルに入れて、流水でやさしく洗います。

3.梅が青々しく、硬い場合はえぐみが出てしまうので、ボウルで水につけたまま1〜2時間程度アク抜きをしましょう。

4.ボウルの水を切り、竹串で梅のヘタを取ります。

5.梅の水分を清潔な布巾やタオルで拭き取ります。
水分が残ってしまうとカビが生えてしまう場合があるので注意です。

今回我が家では、梅を拭いてから、息子くんのお昼寝中に布巾の上に梅を広げて乾かしました。

6.梅→氷砂糖→梅…と交互に瓶に入れます。

7.しっかり蓋を閉めて、発酵を防ぐために温度が高すぎない場所で保存しましょう。

毎日少しずつ氷砂糖が溶け出してくるので、梅全体に砂糖液が絡まるように1日に1〜3回程度、やさしく瓶を回してくださいね。


10日ほどで梅シロップ自体は完成となります。
そこからおよそ2〜3週間ほど熟成させて、シロップ液が美しいべっこう飴のような色になり、梅の実がしわしわになるまで置いておけば、コクがあり、味わい深い梅シロップになります。

青梅バージョンの梅シロップはもう少し薄いべっこう飴の色をしていました。
※3週間から1ヶ月ほど経ったら、傷む恐れがあるので梅の実はシロップから取り除いてください。
水割り、炭酸割り、お湯割りはもちろん、大人の方はお酒で割っても♫
息子くんは、シロップ少なめで天日塩をほんの少し足して、暑い日には熱中症対策にゴクゴク飲んでいます(^^)
取り除いた梅の実は、梅ジャムにしたり、刻んでゼリーに混ぜたりもできます。
梅シロップは飲むだけではなく、酢の物や照り焼き、お肉系の煮物などのお料理にも利用できるのでおすすめです。
コクがありながらもさっぱりとした甘さのお料理に仕上がりますよ♫

青梅シロップと完熟梅シロップはどちらが美味しいの?
我が家では今回、青梅と完熟梅を使って梅シロップを作りました。
それぞれの味や甘さ、後味のスッキリ感などを比較してみましょう。
水割り梅シロップ | 青梅 | 完熟梅 |
---|---|---|
香り | 初夏を思い出させる爽やかな梅の香り | どこか懐かしさを感じる甘酸っぱい香り |
甘さ | スッキリした甘さ | 少しねっとりした甘さ |
喉ごし | ゴクゴク飲める、すぐに飲みたいときにおすすめ | ゆったりと飲む方がおいしい、ティータイムにおすすめ |
爽やかさ | ||
総合的な感想 | ゴクゴク飲めるので、気温が高い日の水分補給におすすめ 甘すぎるのが苦手な方は、スッキリ爽やかな青梅シロップ 青梅によってはアク抜きをしないとえぐみが出てしまう場合も | 甘酸っぱさと香りを堪能するにはゆったり飲むのがおすすめ 梅をしっかり感じたいという方は、完熟梅シロップ 気温が高すぎると漬けている最中に発酵してしまう場合も |
どちらにも良いところがたくさんあり、飲む場面によって青梅か完熟梅か選ぶのも、また楽しいひとときです♫

まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)
ずっと作ってみたかった梅シロップを今回初めて作ってみて、こんなにおいしいものができるなんて…!と幸せな気持ちでいっぱいになりました。
息子くんと一緒に梅を洗ったり、拭いたり、瓶に詰めたりしたことで、食育にもつながってるなぁと実感しています。
日常のほんの少しの時間だけ、手間ひまをかけることで、体にも心にもやさしく、栄養豊富な梅シロップができます。
特に今年の夏は、早い時期から気温が高く、まだまだ暑い日が続くので、熱中症対策にも梅シロップが適しているかもしれません。
ぜひ、梅シロップを作って、いろいろなお料理に使ったり、お気に入りの飲み方をみつけてみてくださいね♫
次回も「そうなんだー!」と思えるような内容をお送りしたいと思っていますので、楽しみにしていてくださいね。
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